GDPR準拠ポリシー

欧州連合の一般データ保護規則(GDPR)に基づく個人データの取り扱いについて

GDPR(一般データ保護規則)とは

欧州連合(EU)の一般データ保護規則(GDPR - General Data Protection Regulation)は、EUおよび欧州経済領域(EEA)内のすべての個人のデータ保護とプライバシーに関する規則です。この規則は、EU域外の組織にも適用され、EU市民のデータを処理または保持する場合に遵守する必要があります。

SBIバンクは、EU内のお客様からのデータを取り扱う場合、GDPRに完全に準拠して運営することをお約束します。このページでは、GDPRに関連する当社のポリシーと、お客様の権利について説明します。

2. データ主体の権利

GDPRに基づき、EUおよびEEA内の個人は以下の権利を有します:

アクセス権

当社が保持しているお客様の個人データに関する情報を取得する権利、および処理の目的、データの種類、受領者などの情報を得る権利。

訂正権

不正確または不完全な個人データを訂正する権利。

消去権(「忘れられる権利」)

特定の状況下で、個人データの消去を要求する権利。

処理制限権

特定の状況下で、個人データの処理を制限するよう要求する権利。

データポータビリティの権利

お客様の個人データを構造化された形式で受け取り、別のデータ管理者に転送する権利。

異議申立権

正当な利益に基づく処理など、特定の種類の処理に異議を唱える権利。

自動化された意思決定に関する権利

プロファイリングを含む、自動化された処理のみに基づく決定の対象とならない権利。

3. データ主体の権利を行使するための手続き

お客様がGDPRに基づく権利を行使したい場合は、以下の方法でリクエストを提出できます:

3.1 リクエストの提出方法

3.2 リクエスト処理の流れ

  1. リクエストを受け取った後、当社はお客様の身元を確認します。
  2. 当社は、リクエストの受領から1ヶ月以内に対応いたします。複雑なリクエストの場合、この期間をさらに2ヶ月延長することがあります。
  3. リクエストに応じることができない場合は、その理由と、監督機関に苦情を申し立てる権利についてお知らせします。

3.3 リクエストの費用

当社は通常、データ主体の権利行使のためのリクエストに対して手数料を請求しません。ただし、リクエストが明らかに根拠のないものや過剰である場合、特に繰り返し行われる場合は、合理的な手数料を請求するか、リクエストへの対応を拒否することがあります。

データリクエストフォーム

4. 国際データ転送

当社は、お客様の個人データをEU/EEA域外の国や地域に転送する場合があります。その場合、当社は、以下の保護措置のいずれかを通じて、お客様のデータが適切に保護されるようにします:

  • 欧州委員会による十分性認定を受けた国への転送
  • 標準契約条項(SCCs)などの適切な保護措置の導入
  • 拘束的企業準則(BCRs)の採用
  • GDPR第49条に基づく例外的状況での転送

当社が実施している国際データ転送の詳細については、プライバシーポリシーをご参照いただくか、当社のデータ保護責任者にお問い合わせください。

5. 技術的・組織的保護措置

当社は、お客様の個人データの保護を確保するために、以下を含む適切な技術的・組織的措置を実施しています:

データの暗号化

転送中および保存中のデータの暗号化を行い、不正アクセスから保護します。

アクセス制御

データへのアクセスは「知る必要がある」原則に基づき制限され、強力な認証メカニズムによって保護されています。

定期的なセキュリティ評価

セキュリティ脆弱性を特定し対処するために、定期的な評価とテストを実施しています。

従業員教育

すべての従業員がデータ保護とセキュリティのベストプラクティスについて定期的に研修を受けます。

当社は、プライバシー・バイ・デザインと プライバシー・バイ・デフォルトの原則を採用し、システムとプロセスの設計段階からプライバシー保護を組み込んでいます。

6. データ侵害の処理

個人データの侵害が発生した場合、当社は以下の手順に従います:

  1. 侵害の検出と評価:侵害の性質、影響を受ける個人データの種類、および影響を受ける可能性のある個人の数を評価します。
  2. 監督機関への通知:高リスクの侵害が発生した場合、その発見から72時間以内に関連するデータ保護監督機関に通知します。
  3. 影響を受ける個人への通知:個人のプライバシー権に高リスクをもたらす侵害の場合、影響を受ける個人に直接通知します。
  4. 再発防止:侵害の原因を特定し、類似の事故の再発を防ぐための措置を実施します。

当社は、すべてのデータ侵害の記録を維持し、発生した侵害、その影響、および講じられた是正措置の詳細を文書化します。

7. データ保護影響評価

当社は、個人の権利と自由に高いリスクをもたらす可能性のある処理操作に対して、データ保護影響評価(DPIA)を実施しています。これには以下が含まれます:

  • 新技術を使用した処理
  • 大規模な処理操作
  • 特別カテゴリのデータまたは犯罪関連データの処理
  • 公共の場所の系統的な監視

DPIAプロセスには以下が含まれます:

  1. 処理操作の体系的な説明
  2. 処理の必要性と比例性の評価
  3. 個人の権利と自由に対するリスクの評価
  4. リスクを軽減するための措置の特定と実施

当社は、特定されたリスクを効果的に対処するために必要な場合、処理を開始する前にデータ保護監督機関に相談します。

お問い合わせ

GDPRに関する質問やご意見、あるいはお客様の権利を行使したい場合は、以下のデータ保護責任者(DPO)にお問い合わせください:

データ保護責任者:鈴木 一郎

メールアドレス[email protected]

電話番号:03-1234-5679

住所:〒100-0004 東京都千代田区大手町1-1-1

また、お客様はEU内の関連するデータ保護監督機関に苦情を提出する権利も有しています。

最終更新日:2023年6月15日